The previous night of the world revolution5~R.D.~
やがて、日が暮れた。

とりあえず入浴くらいは心配ないだろうと、各自入浴だけは済ませたが。

問題は、これからだ。

「…さぁ、これからどうします?」

「…」

普通、お風呂から上がったら、何をするか。

俺だったら、基本的には入浴後、ベッドでお酒でも飲んで、ついでに夜の「おやつ」をたっぷりと食べて。

そのまま、朝まで眠りにつくのだが。

今夜ばかりは、そういう訳にはいかない。

大体、「おやつ」になるような女もいないし。

代わりに、「おやつ」どころじゃない本命のルルシーが横にいるが。

残念ながら、ルリシヤが同室だからな。

ルリシヤの横で、ルルシーと戯れる訳にもいかないし、今回は我慢だな。

それに、やっぱり初夜は、ルティス帝国で迎えたい。

二人っきりで、もっとロマンティックにね。

だって夫婦の初夜だもん。

まぁ、それはとりあえず置いておくとして。

まずもって、三人で朝までぐっすり寝る、なんて無防備なことは出来ないからな。

さすがにね。

また寝てる間に、スピーカーで洗脳音楽でも聴かされたらと思うと、とても安眠出来ない。

だから、取り得る選択肢としては…。

「お前ら、朝まで寝てろ。俺が寝ずの番をする」

…ルルシー、あなたって人は。

俺が選択肢を提示する前に、自分からそんなことを。

「駄目ですよ…。ルルシーだけオールなんて」

何で俺達だけぐっすり寝て、ルルシーだけ目を腫らして、一晩中起きてなきゃいけないんだ。

そんなの駄目に決まってる。

何、さも自分がそうするのが当たり前、みたいな顔して言ってるの。

俺が同じ提案をしたら、絶対止める癖に。

「何かあったときの為にも、お前達が体力を温存しておく方が良いだろう」

だから、それが当然みたいな顔して言わないの。

全くもう、ルルシーったら。

「駄目ですって。何かあったとき、俺達が万全でも、ルルシーだけがフラフラだったら困るでしょう?」

「俺は一晩くらい、寝なくても大丈夫だ」

それは三人共そうだよ。
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