素直と天然と少しの頑固を加えて
卒業後の予定はなにも無かった。
SNSをあげたり、ただ何となく過ごしていた。

「ゴールデンウィークとか予定ある?」
突然、高柳さんが聞いてきた。
なにも仕事をしてないから、もちろん予定など有りゃしない。
皆が休みで高柳さんだけが居るキッチンに来て作業を見てるだけの予定しかない。

「実家に帰るんだけど、一緒に行かない?」
えっ?
「ちょっと遠くて、フランスの田舎なんだけど」
えーーー。
「チケットは準備しておくから」
日にちだけをさらっと言って、別の話を始めてしまった。

当日、信じられないまま空港に着くと、ファーストクラスのチケットを渡された。
「狭いの苦手なんだ」って言って。

いつも言葉は少ない。
当たり前のように飛行機に乗って、当たり前のように迎えの車に乗った。

私はもう言葉が出ない。
着いたのはお城のようなホテル…、では無くて実家だった。

高柳さんは伯爵家の末裔だったらしい。
お母様が卒業旅行に行った空港でのアクシデント。
ロストバゲージをお父様に助けてもらったきっかけで結婚されたらしい。

お母様はニコニコと、「今日からはこの部屋を使って」
何か勘違いされてるような。

気が付けば、色々な人を紹介されて、パーティーまで開かれた。

高柳さんに「何か勘違いされてる見たいです」
伝えて見たら、「どうして?佳林のことが大好きで、愛しているから。家族に紹介したかったからなんだけど、ダメだった?」

ダメじゃないけど、高柳さん、言葉が少なすぎます!




おしまい
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