結婚不適合なふたりが夫婦になったら――女嫌いパイロットが鉄壁妻に激甘に!?
彼に言われた言葉が脳裏に蘇りうれしくなる。
ふと優成のあたたかい手の感触を思い出した。異性と手を繋ぐのは初めてではないのに、頬が熱い。
いわゆる〝夫婦生活〟というスキンシップにはまだ程遠いけれど、期待しすぎないことも大切だとコツには書かれていた。
(焦りは禁物よね)
自分で自分に納得していると、隣の未希から声をかけられた。
「史花さん、十一時発沖縄行き240便からキャプテンリクエストが入りました」
電話の受話器を史花に差し出してくる。
(……フライトプランにおかしな点でもあったかな)
史花に嫌な緊張が走る。
キャプテンリクエストとは、作成したフライトプランをもとにブリーフィングを行った機長が、プランになんらかの疑義がある際に入れる連絡である。
優成が以前そうしたように直接フライトコントロールセンターに足を運ぶこともあるが、こうして電話で入る場合が多い。
「はい、津城です」
『搭載燃料ですが、エキストラを二〇〇〇ポンドお願いします』
「十分な量を準備していますが」
ふと優成のあたたかい手の感触を思い出した。異性と手を繋ぐのは初めてではないのに、頬が熱い。
いわゆる〝夫婦生活〟というスキンシップにはまだ程遠いけれど、期待しすぎないことも大切だとコツには書かれていた。
(焦りは禁物よね)
自分で自分に納得していると、隣の未希から声をかけられた。
「史花さん、十一時発沖縄行き240便からキャプテンリクエストが入りました」
電話の受話器を史花に差し出してくる。
(……フライトプランにおかしな点でもあったかな)
史花に嫌な緊張が走る。
キャプテンリクエストとは、作成したフライトプランをもとにブリーフィングを行った機長が、プランになんらかの疑義がある際に入れる連絡である。
優成が以前そうしたように直接フライトコントロールセンターに足を運ぶこともあるが、こうして電話で入る場合が多い。
「はい、津城です」
『搭載燃料ですが、エキストラを二〇〇〇ポンドお願いします』
「十分な量を準備していますが」