結婚不適合なふたりが夫婦になったら――女嫌いパイロットが鉄壁妻に激甘に!?
「おいしいわね。もう少ししたらアイスで飲むのもいいかもしれないわ」
「そのときはまた一緒に飲んでください」
「そうね」


 笑い合いながら、今日の出来栄えを話しているうちに、喜乃の孫の話題に逸れていく。


「そろそろ結婚してもいい年頃なんだけど、なかなかその気になってくれなくてね」


 喜乃には三十三歳の孫がいるという。仕事にしか興味がなく、浮いた話がひとつもないのだとか。

(私もお母さんを喜乃さんみたいに心配させてるのかな)

 恋愛に関する話題がない点は史花も同じだ。


「史花さん、お付き合いしている人はいないって言っていたわよね?」
「はい、いません」


 喜乃とお茶をするようになって何度目かのときに、一度そんな話になったことがある。

(お孫さんと同年代の私に、恋人を作らない理由でも聞きたいのかな)

 そう思ったそのとき。
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