結婚不適合なふたりが夫婦になったら――女嫌いパイロットが鉄壁妻に激甘に!?
「一度、うちの孫と会ってみない?」
「はい!?」


 想定外のことを言われ、思わず声が裏返る。


「会うというのはつまり……」
「お見合いと言ったら大袈裟だけど」
「お、お、お見合い……!?」


 言葉がうまく続かない。滅相もない申し入れだ。


「驚かせてごめんなさい。紹介できたらいいな、なんてね。あまり仰々しく考えないでほしいんだけど、史花さんのようなお嬢さんだったら、うちの孫にはぴったりだと思ってね」
「とんでもないです。私では、喜乃さんのお孫さんに申し訳ないですから」


 なにしろ七十五歳の喜乃にも華やかさで劣るような人間なのだから。

(ううん、いくらおばあちゃんの年代だからって、比べるなんて失礼よね)

 とにかく史花ではダメなのだ。


「そんなことないわ。史花さんのように真面目な方が一番。孫にはそういう女性をと常々思っていたの」
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