結婚不適合なふたりが夫婦になったら――女嫌いパイロットが鉄壁妻に激甘に!?
一度ならず二度までも史花をちゃんづけし、ふざけながら煽る。
挑発に乗るのは愚かだと思いつつ、言われたままではいられなかった。
「残念だが、そんなことをさせるつもりはない」
左手で引き寄せた史花の前に立ちはだかり、白石を睨みつける。どうしてこんなにも熱くなるのか。
(嘘だろ。まさか俺は――)
信じられない感情が沸々と湧いてくる。いや、違うと否定すればするほど反発するように大きくなり、優成の制止も聞かずに胸の奥からせり上がってきた。
「史花は俺だけのものだ」
そう口にしてはっきりと自覚する。
(俺は史花が好きなんだ)
遠慮のない白石にことごとく苛立ったのは、そういうわけだったのか。
妙に納得するいっぽうで、初めて抱く感情に狼狽える。恋心は認めるが、それをどう扱ったらいいのかわからない。
三十路をとっくに過ぎた男が、なんて無様なのか。
「だってさ」
挑発に乗るのは愚かだと思いつつ、言われたままではいられなかった。
「残念だが、そんなことをさせるつもりはない」
左手で引き寄せた史花の前に立ちはだかり、白石を睨みつける。どうしてこんなにも熱くなるのか。
(嘘だろ。まさか俺は――)
信じられない感情が沸々と湧いてくる。いや、違うと否定すればするほど反発するように大きくなり、優成の制止も聞かずに胸の奥からせり上がってきた。
「史花は俺だけのものだ」
そう口にしてはっきりと自覚する。
(俺は史花が好きなんだ)
遠慮のない白石にことごとく苛立ったのは、そういうわけだったのか。
妙に納得するいっぽうで、初めて抱く感情に狼狽える。恋心は認めるが、それをどう扱ったらいいのかわからない。
三十路をとっくに過ぎた男が、なんて無様なのか。
「だってさ」