結婚不適合なふたりが夫婦になったら――女嫌いパイロットが鉄壁妻に激甘に!?
「手を貸して」
「えっ」
試着は自分でするものと思っていたため、優成に左手を取られて戸惑う。向かいに座る店員の前で唐突に〝儀式〟がはじまった。
(こんなことになるなら、ネイルのやり方を未希ちゃんに教わっておくんだった)
史花の爪は、なんの加工もしていないまっさらな状態。短く切り揃えられた爪は、清潔感はあるものの地味な印象だ。せめて透明なマニキュアくらいは塗っておくべきだった。
「綺麗な手だな」
「いえ、そんな」
褒められるなんて想定外だし、優成にじっと見られて気恥ずかしい。
ひとりで照れているうちに指輪がするすると嵌められていく。サイズは少し大きいが、所定の位置で止まった。
ピンクゴールドの色味のせいか肌馴染みがよく、とてもおしゃれだ。手を上げて顔の前でかざすと、ダイヤモンドがきらりと輝いた。
(とっても素敵……。これがいいな)
史花が見惚れているうちに、優成は自分で自分の指に指輪を嵌めていた。
「えっ」
試着は自分でするものと思っていたため、優成に左手を取られて戸惑う。向かいに座る店員の前で唐突に〝儀式〟がはじまった。
(こんなことになるなら、ネイルのやり方を未希ちゃんに教わっておくんだった)
史花の爪は、なんの加工もしていないまっさらな状態。短く切り揃えられた爪は、清潔感はあるものの地味な印象だ。せめて透明なマニキュアくらいは塗っておくべきだった。
「綺麗な手だな」
「いえ、そんな」
褒められるなんて想定外だし、優成にじっと見られて気恥ずかしい。
ひとりで照れているうちに指輪がするすると嵌められていく。サイズは少し大きいが、所定の位置で止まった。
ピンクゴールドの色味のせいか肌馴染みがよく、とてもおしゃれだ。手を上げて顔の前でかざすと、ダイヤモンドがきらりと輝いた。
(とっても素敵……。これがいいな)
史花が見惚れているうちに、優成は自分で自分の指に指輪を嵌めていた。