結婚不適合なふたりが夫婦になったら――女嫌いパイロットが鉄壁妻に激甘に!?
「なので、一生結婚は無理だろうなって諦めていたんです」


 だからこうして優成と夫婦になって、三カ月目のお祝いをしている自分がうれしい反面、未だに信じられない。


「俺は、史花といて楽しいけど」
「ありがとうございます」


 妻に対する気遣いだとわかっている。優成の優しさだ。
 本物の夫婦になりたいという史花の要望に付き合ってくれているのもそう。


「信じてないだろ」


 図星を突かれ、口に含んだばかりのシャンパンをゴクリと飲み込む。


「史花もそう思ってくれてるといいけど」
「お、思ってます。た、楽しいです」


 おかしいくらいに言葉に詰まりながら返した。


「なんか無理やり言わせたみたいだな」
「本当です」
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