結婚不適合なふたりが夫婦になったら――女嫌いパイロットが鉄壁妻に激甘に!?
二日間の休日が明け、史花はいつものように出勤した。今日から四日間、午後三時半からの夜勤がはじまる。
「お疲れさまです」
挨拶をしながらデスクに向かう。
「ふみちゃん、お疲れ。英気を養ってきたかい?」
椅子に座ると同時に、いつもの溌剌とした調子でセンター長の木原が声をかけてきた。
「英気を養えたかどうかはわかりませんが、しっかり休んできました」
「それはなにより」
初日は外出したが二日目から今日の午前中にかけて自宅でゆっくり過ごしたため、体力は全回復。元気だ。
「じゃあ今日もがんばっていこう」
「はい」
力こぶを作って史花を応援する木原に、背筋を伸ばして会釈した。