結婚不適合なふたりが夫婦になったら――女嫌いパイロットが鉄壁妻に激甘に!?
優成の祖母、喜乃がふたりの新居を訪れたのは、その二日後の午後だった。
史花と優成のふたりそれぞれに【新居で結婚のお祝いをさせて】と再三にわたりメールが届いていたが、喜乃にとってはようやく叶った訪問である。
「まぁ、綺麗にしてるのね」
リビングに案内された喜乃が、部屋をぐるっと見回して感心する。優成が独身時代、喜乃はたまにここを訪れては掃除をしたり、食事の準備をしていたりと世話を焼いていたらしい。
食事は完全にすれ違いだが、共有部分の掃除はふたりで交代制にしている。
「これ、ふたりにプレゼント」
「ありがとうございます」
「おばあちゃん、ありがとう」
大きな紙袋を差し出され、優成と揃ってお礼を言う。
受け取るのは優成のほうがいいだろうと、いったん出した手を引っ込めたが、彼まで遠慮したため紙袋がフロアに落ちる。
「ごめん」
「私こそ、ごめんなさい」