あなたが運命の番ですか?
 夕方、アタシは千尋くんを家まで送るため、玄関で靴を履く。
 アタシの家族も、千尋くんを見送るために、玄関に集まった。
 
「ご馳走様でした。ご飯、美味しかったです」
 千尋くんはお辞儀をする。
「またいつもで遊びに来てね」
 ママは、にこやかに言う。
 
「今度、一緒にウ〇イレやろうな」
「えっ……、あ、はい」
 唐突に「一緒にゲームをやろう」と言い出すお兄ちゃんに、千尋くんは困惑する。
 
「それじゃあ、いってきます」
「気を付けてねぇ」
 アタシたちは、家族3人に見守られながら、自宅を後にした。
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