* Snow gift *
12月23日、午後11時55分。
少年は何杯目かのココアを飲み干し、何回目かの瞬きをした。
「なかなか流れ星ってみつからないもんだなぁ……」
うん、と背伸びをする。
ついでに首をひと回しふた回し。
椅子にもたれかかって見上げているもののさすがにこう長時間空を眺めていると首が痛くなってくる。
やはり、今日はもうあきらめてしまおうか。
そんな考えが頭をよぎる。
しかしその度に彼はやけどしそうなくらいに熱々のココアを自らを戒めるかのように喉に流し込んだ。
溶岩のようなそれは喉を通ると胸を熱く、掻きむしらんばかりに熱くさせ、少年を幾度となく鼓舞する。
「よし……」
軽く全身の屈伸をして再び彼は、空を見上げた。
少年は何杯目かのココアを飲み干し、何回目かの瞬きをした。
「なかなか流れ星ってみつからないもんだなぁ……」
うん、と背伸びをする。
ついでに首をひと回しふた回し。
椅子にもたれかかって見上げているもののさすがにこう長時間空を眺めていると首が痛くなってくる。
やはり、今日はもうあきらめてしまおうか。
そんな考えが頭をよぎる。
しかしその度に彼はやけどしそうなくらいに熱々のココアを自らを戒めるかのように喉に流し込んだ。
溶岩のようなそれは喉を通ると胸を熱く、掻きむしらんばかりに熱くさせ、少年を幾度となく鼓舞する。
「よし……」
軽く全身の屈伸をして再び彼は、空を見上げた。