貴方が結ぶ二重螺旋 ~鋼鉄の敏腕弁護士は遺伝子レベルで彼女を愛す~
「では白いレースのカットソーに水色のミドル丈のスカートを。あれを着ていたときが一番嬉しそうだった。カーディガンはレースの縁取りがついたものを」
百合花は驚いて彼を見る。そんなことを彼が覚えているとは思わなかった。カーディガンはゆったりして風通しがよさそうだから、傷を隠せる上にブラウスより涼しく過ごせるだろう。
「かしこまりました。色合いがおそろいになってよろしゅうございますね」
店員がにっこりと笑って言い、百合花は動揺した。おそろいだなんて、彼が気を悪くしないだろうか。
着替えた百合花はおずおずと試着室を出て迅を見る。
彼は満足げに頷いた。
「少し早いが昼を食べてから行こうか」
はい、と答えるとそのまま高層階のレストランフロアへ連れていかれる。
おいしいおそばと天ぷらをいただいてから、また彼はまた車を走らせる。
高速道路のSAでは一緒にソフトクリームを食べ、いつになく砕けて話す彼と笑い合い、百合花はすっかり楽しくなってしまっていた。
まるでデートみたい。
夢みたいだ、と隣で運転する彼を見る。
サングラスをかけた姿も素敵で、うっとりと眺めてしまう。
「……そんなに見ないでくれ。緊張する」
まっすぐ前を見た彼に言われて、百合花ははっとする。
「す、すみません!」
「なにか気になることがあったのか?」
「あの、景色がきれいで」
彼に見惚れていたなんて言えなくて、とっさにそう言ったのだが。
百合花は驚いて彼を見る。そんなことを彼が覚えているとは思わなかった。カーディガンはゆったりして風通しがよさそうだから、傷を隠せる上にブラウスより涼しく過ごせるだろう。
「かしこまりました。色合いがおそろいになってよろしゅうございますね」
店員がにっこりと笑って言い、百合花は動揺した。おそろいだなんて、彼が気を悪くしないだろうか。
着替えた百合花はおずおずと試着室を出て迅を見る。
彼は満足げに頷いた。
「少し早いが昼を食べてから行こうか」
はい、と答えるとそのまま高層階のレストランフロアへ連れていかれる。
おいしいおそばと天ぷらをいただいてから、また彼はまた車を走らせる。
高速道路のSAでは一緒にソフトクリームを食べ、いつになく砕けて話す彼と笑い合い、百合花はすっかり楽しくなってしまっていた。
まるでデートみたい。
夢みたいだ、と隣で運転する彼を見る。
サングラスをかけた姿も素敵で、うっとりと眺めてしまう。
「……そんなに見ないでくれ。緊張する」
まっすぐ前を見た彼に言われて、百合花ははっとする。
「す、すみません!」
「なにか気になることがあったのか?」
「あの、景色がきれいで」
彼に見惚れていたなんて言えなくて、とっさにそう言ったのだが。