クールな天才作家は彼女を激愛で溶かしたい
「ありがとう」

ようやく受け入れたのかニコッとそう言って微笑む里帆がたまらなく可愛いと思った。

食前酒で乾杯をする。
俺は運転があるのでノンアルコール。

ん?

「あ…」

里帆も気づいたようだ。
俺もすっかり忘れていた。

「私も車じゃん」

「いい。飲め。家まで送ってくから。明日も車取りに行く時迎え行くし」

「それならここに泊まっちゃおうかな。だと送り迎えいらないよね?」

ん?
一緒に?

な訳ないか。

一緒になんて寝たら俺は確実に襲う。

「シングル空いてるか聞いてみるか?」

「あ、待って! やっぱり、いい」

俺が立ちあがろうとすると止められた。
ん?

ま、帰るなら送るし、泊まるなら部屋代も出すし、どっちでもいい。

「まず、飲みな」

「ありがとう。凄く美味しい。こんな素敵なレストラン初めて来た」

そう言って笑うと夜景に視線を送る里帆。
その横顔がとても綺麗で、俺は夜景よりも里帆を見てしまう。
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