クールな天才作家は彼女を激愛で溶かしたい
「ピッタリ…。可愛い…」

「ちょっと違うやつだったか?」

彼女は首を横に振る。

「ううん。こっちの方が本当は欲しかったの…。でも高くて買えなくて…」

「俺のために裸足で走ってくれたんだ。このくらいはさせてくれ」

「そんな…。当たり前…だよ!」

「ありがとな。さ、行こう」

里帆を立たせてホテルへエスコートする。

「私、こんな格好で大丈夫だった? ドレスとか…」

「大丈夫。綺麗だよ」

そう言えばカァっと頬を赤く染める里帆。

「ちょ、なんか今日、調子乗ってません?」

そう言って睨まれた。
そんな顔すら可愛いが。

「ククククッ。プライベートだから」

なんて言って俺も適当に誤魔化す。
確かに気分は良い。

「予約してくれたんですか?」

窓際の夜景が綺麗に見える席に座り、里帆が尋ねる。

「ん、まぁ。いつも美味い飯作ってくれてるお礼」

「そんな! お礼はもらったじゃないですか!」

声を潜めてそんな事を言っている。

「でもそれでまた作ってるだろ」

「いや、それは元々貰いすぎだったわけですし」

「いいから。あと、敬語戻ってる」

そう言って制すればミッと口を閉じた。



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