クールな天才作家は彼女を激愛で溶かしたい
「里帆に惚れてるから。好きだから」

真っ直ぐに私を見つめ飛鳥はそう言った。
私はもう嬉しすぎるのと、顔が爆発しそうで恥ずかしいのとでどうしたらいいのかわからなくなり両手で顔を覆い隠した。

「嘘…」

そしてやっと口から出た言葉はこんなだ。

「ああ。こんな事嘘でも言わない」

飛鳥は私を抱きしめた。
ヤバい。
ヤバ過ぎる。

「私も…好きだったの…」

この高鳴る胸の鼓動が飛鳥に聞こえてしまうのではないかと思いながらも私も想いを告げる。

「昨日も今日も言ってたなそれ」

今日のはともかく、昨日の車で言ってしまったのも全く誤魔化せていなかったらしい。

「え、待って! でも私に一回釘刺したよね!?」

私はグイっと身体を起こし飛鳥に聞く。

「釘?」

「俺はお前の先生じゃないって!」

「それのどこが釘?」

「え? 俺はお前のじゃないって意味でしょ? 勘違いするなよって」

「いや? 全く違う」

「へ? 私てっきり…」

「俺は男として見ろよって意味だった」
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