クールな天才作家は彼女を激愛で溶かしたい
ドクンと中で脈打つ彼を感じながら余韻に浸る。

何度も微笑み合ってキスをして。

「ずっと中で繋がってたいな。離れたくない」

最初、私が掃除をしていれば冷たい口調で追い払おうとしたり、"わかった"だの"あっそ"だの短いメールをしていた彼からこんな言葉をもらう日が来るとは誰が想像しただろうか。

「私も」

ぎゅーっとしがみ付く。

「里帆。俺の本名教えとく」

い、今?
でも気になるかも。

「なんていうの?」

「伊集院 飛鳥」

「伊集院 飛鳥…」

伊集院って…

「なんか珍しい名前だね! カッコいい! ぽいよ!」

彼はクスッと笑う。

「伊集院ホールディングスって言えばわかるか?」

伊集院ホールディングス!?

「ええーー!?」

私は驚きのあまり大声で叫ぶ。

「ちょ、おい。抜けちまったじゃんか」

飛鳥は全く違う事に意識が向いている。
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