クールな天才作家は彼女を激愛で溶かしたい


会議室に入るなりザワザワと談笑していたタレントさん達が、飛鳥を見るなり一瞬静まった。

ほらー!

飛鳥の名前のある席次を見つけここで私たちは別れた。

私の席は特に用意されておらず、他のタレントさんのマネージャーが座る場所に座る。

間も無くして、監督や脚本家なども来て面子が揃い、それぞれ紹介がされて挨拶をしていく。

あれだけ興味ないだの面倒臭いだの文句を言っていた飛鳥は、どこのビジネスマンだとでも言うようなそれはスマートな挨拶を披露していた。

あんな風に人前で話せるのね。

全く動じず、誰よりもカッコよく見えた。

さすがというかなんというか。
血筋なのかなんなのか。

しかも飛鳥が言っていたような大幅な変更はされておらず、ほとんど原作のまんまの内容だった。

楽しみ過ぎる。

そんでもって、このタレント達の豪華な面子に圧倒されてしまう。

めちゃくちゃ気合いの入った作品のようで、そんな作品の原作者が恋人の飛鳥だという事がすご過ぎてもはやよく分からない。

そして飛鳥と会議室を出たところで呼び止められる。

「不知火飛鳥先生!」
< 136 / 313 >

この作品をシェア

pagetop