クールな天才作家は彼女を激愛で溶かしたい


「それが何か?」

『いや、直接不知火先生にはさすがに聞きづらいからさ。役をする上でいろいろ話ししたいんだよね。担当者さんなら詳しいでしょ』

「なるほど。社で会議室などとりましょうか?」

『いや、それは気まずいから。あ! ごめん。ちょっと俺直ぐ戻らなきゃいけなくて、今メモできる?』

「あ、はい!」

なんだか急に忙しそうにする彼が、電話番号を言い出し私はそれをメモする。

『ごめん、それ俺の番号だから、ワンコール入れててくれる? 連絡する』

そう言って切られてしまった。

とりあえず言われた通り私は携帯から着信を入れる。

飛鳥の作品だし、そりゃかなり読み込んでいるから何かしらは協力できるかな。

飛鳥も今、他の出版社からの依頼を受けて新作を書き始めてて原始人スタイルにはなっていないけど、少し忙しそうだし。

確かに本人に聞くよりは私とかの方が話しやすいかもしれない。

にしても、東雲流星は見た目によらず真面目な人なのね。
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