クールな天才作家は彼女を激愛で溶かしたい
「出ないの?」
出れるわけないじゃん!
それに飛鳥にも流星さんと会ってる事はまだ言えてない。
「すみません。後で大丈夫です」
「先生の事、飛鳥って呼んでるの?」
え…
「見えちゃった。画面」
「いや…あははは」
「里帆ちゃんと先生って…」
「な、何でもないですよー! ただの編集者と作家さんです!」
ちょっとこういう時は心苦しくなる。
自分で交際している事は伏せておこうと提案したのに…
飛鳥も何か用事があったのかと思うとソワソワして落ち着かない。
「そっか! 里帆ちゃん美人だから、先生の隣にいても自然だからさ」
「またまたー。そんなわけないじゃないですかー」
「里帆ちゃん、自覚なし? そういうところも可愛いけどな」
ちょっと後輩聞こえなかった。
私、耳遠い?
飛鳥といてもたまにある。
「え?」
「いや、なんでもない」
流星さんはニコっと笑う。
私は首を傾げながらもパスタを口に運んだ。