クールな天才作家は彼女を激愛で溶かしたい
「戻りましたー」

「ご苦労さん。どうだった?」

「今回はまだでした。でも、何か閃いたみたいで机に向かってましたよ」

「ほう…。んじゃまた明日行ってみてくれ」

ですよねー。
そうなりますよねー。

「わ、わかりました」

そして次の日、また私は先生の家に向かう。

もうインターホンも鳴らさないでドアを開ける。

やっぱり無施錠。

二階に上がって先生のいるドアの前で叫ぶ。

「先生ー! 中村でーす! お邪魔してまーす!」

しーんとして変わらず返事がない。

「先生ー! 飛鳥先生ー!」

だめだ。

コンコンとノックをしてみる。

これもだめ。

「開けますよー?」

その時違和感に気づく。

ん?
そういえば部屋、綺麗じゃなかったか?
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