クールな天才作家は彼女を激愛で溶かしたい
「だ、だって…、私じゃ飛鳥と見合わないんじゃ…」
「そんな事言うなよ。見合わないなんて誰も思っちゃいない」
「梓…みたいな人の方が…」
「稲盛梓か? アイツはとうの前に断ってる」
太ももの内側にキスを這わせながら話す。
「はぁっ…でも、猫ちゃんだって…」
俺は顔を上げて里帆をベッドに縫い付ける。
あの女から聞いたのか。
「悪かった、黙ってて。偶然街で出くわしたんだ。あいつの車のボンネットに猫が入り込んでいて、撮影前だからと言って強制的に押し付けられたんだよ」
「そ、そうだったの? でも名前で…」
「アイツは俺を"先生"ってしか呼ばないぞ。たぶん里帆を煽っただけ。お前は? お前も…前の夜、東雲流星といただろ…」
俺は遂に聞いてしまう。
「それは…、役の事で話がしたいと言われて…。あと…告白されたけど…断った。飛鳥が好きだから」
と涙ぐみながら里帆は俺に話す。
「俺もだよ。里帆がいるから無理だと断った。俺にはお前だけ。言ったろ? 他の女なんて眼中にもない」