クールな天才作家は彼女を激愛で溶かしたい
久しぶりの地元だ。
みんな元気かな。
「里帆ー! こっちこっち!」
「知佳ー!」
空港につくと早速友達の知佳(ちか)が待っていてくれた。
私は手を振りながら知佳の元まで駆け寄る。
「お帰り! 元気そうね!」
「うん! 元気、元気! 知佳は?」
「見ての通り! いや、あんたやっぱ綺麗だわ。すぐにわかったもん」
なんて急に言われる。
「ねぇ。私って綺麗だったの?」
私は改めて私を良く知る知佳に尋ねてみた。
「は?」
知佳は口をぽかんと開けて私を見る。
「え」
お互い目を合わせたまましばしフリーズする。
先に沈黙を破ったのは知佳だった。
「いやさ、今だから言うけどあんた昔から綺麗だよもの凄く。自覚なかったわけ? 相当噂されてたよ」
「そうなの? でもナンパとかされた事なくない?」
「はぁ。そりゃあんた、健司(けんじ)がいたからじゃん」