クールな天才作家は彼女を激愛で溶かしたい
「写真とかないの?」

写真!?

私は知佳に一枚の写真を見せた。

「やーっば! 何これ。AI!?」

「ははは! なわけ」

確かに作り物かってくらいの容姿ではある。

「あららら。んでラブラブなんだ」

ラブラブって…

「ま、まぁ。ふ、普通」

なんだか小っ恥ずかしくなる。

「何、その反応。里帆もっとドライだったよね」

ドライ…

でも確かにそうかも。

まず自分から好きになった事なかったかもしれない。

しかもその時は飛鳥はまだ原始人だった。

「ふふふ」

「幸せそっ! ははは。良かったね。はーこりゃ大変だ。あ! そろそろ行かないと!」

そう言われて時計を見れば出発の時間だった。

「だね! でも道治(みちはる)と奈月(なつき)が結婚とかちょっと想像できない」

道治と奈月も、私たちと同じ高校でその時はまだ付き合ってなくて、なんならいつも喧嘩みたいに言い合いをしていた。

でも卒業してからも交流はあったみたいで、いつの間にか付き合っていて結婚する事になったんだとか。

私は大学から上京したし、たまに帰った時くらいしか話を聞いたことはなかったから、実際二人が並んでる所を見るのは初めてだ。
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