クールな天才作家は彼女を激愛で溶かしたい
「ははは! 高校の時は喧嘩ばっかりしてたもんねあの二人」

「だからさ。付き合ってるって聞いた時も相当驚いたよ私」

「人生どうなるかわからないよねー」

「ははは! 知佳は? 誰かいないの?」

「私? 私は…、いないよ」

知佳は少し前まで彼氏がいたけど別れたらしい。

「そっか。ま、それこそ人生どうなるかわかんないし! 今日とか運命の出会いがあるかもよ!」

「あははは! なら目ギラギラさせとく」

そう言って大きな目をカッと開いて変な顔をしてみせる知佳。

「怖い、怖い!」

そんな事を話しながら二人で結婚式場へと向かった。

会場は、街中からそう遠くないのに昼は緑豊かな森に囲まれてどこまでも続く青い空と、森の伊吹を感じながら大自然の美しさを感じられるそんな場所。

今回は夜の式でまた雰囲気が変わり、森がライトアップされキャンドルが幻想的な世界を作り上げていた。

一軒家邸宅を貸し切った会場で、見上げる空には満天の星空がこれから現れる二人を見守ってくれている。
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