クールな天才作家は彼女を激愛で溶かしたい
「私は何があっても飛鳥といたい」

「ククっ。参ったな…」

「なんで?」

だめだった?

「これ以上好きにさせないでくれよ。本当に離れられなくなるだろ」

だから離さないでってば。

「離れないもん」

「はぁ…、本当に。可愛いな」

そう言ってグリグリと後ろから頬擦りされる。

「ふふ。大好き」

顔だけ振り返るとすかさずキスが振ってきた。

「嫌じゃなかったか?」

「え?」

「こんな所まで追いかけてきて」

「嫌なわけないよ! むしろすっごく嬉しかった」

そう言うと飛鳥は安心したような顔でフッと笑う。

「そうか。ちょっとやり過ぎたかなっても思ってたから…」

「全然! あのさ…、明日帰る前に一度実家に行きたいんだけど…。飛鳥も一緒に来てくれない? その…親に紹介したいなって…」

私は密かに思っていた事を話してみた。
飛鳥は目を大きく開けたまま何も言わない。

嫌…だったかな。
急に親に紹介したいだなんて言って。

「やっぱり、やめ」

「行く」

やっぱりやめようかと言おうとするとさえぎるように飛鳥が口を開いた。
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