クールな天才作家は彼女を激愛で溶かしたい
そして間も無く俺の家に着いて荷物を持って一緒に家に入る。

「ふふ。なんか不思議。帰ってきたって感じがする」

里帆はそう言って俺を見上げ綺麗な顔で笑う。

コイツは俺がボサボサ姿の時からこうして真っ直ぐに俺を見ていた。

まぁ、あの分厚い眼鏡のせいで若干目が合ってるのか合ってないのかわからない時もあったが。

「お帰り」

里帆を見下ろし微笑みかける。

里帆と付き合ってから自分でも良く笑うようになったなとは自覚がある。

甘やかして俺の愛で溶かしてやりたい。

「ふふふっ、ただいまー!」

里帆はそんな俺を他所にバカデカい声で誰もいない玄関ホールに叫んだ。

子供かって。

「フッは! でけぇんだよ声が」

里帆の背中を押してドアを閉めた。
< 227 / 313 >

この作品をシェア

pagetop