クールな天才作家は彼女を激愛で溶かしたい
〜里帆side〜

「お疲れ様でしたー! お先に失礼しまーす」

また一週間が経って迎えた週末。

「里帆ー!」

会社を出て駐車場に向かう途中で声をかけられた。

え!?

「知佳!? 健司!?」

なんとそこには知佳と健司がいた。

「どうしたの!? ビックリしたー!」

「ははは! 来ちゃったー!」

知佳は豪快に笑う。

来ちゃったって…

「とりあえずほら、車乗りな!」

私は二人を車に乗せる。
知佳が助手席で健司が後部座席に乗った。

「え、てか本当にどうしたの!?」

「ひっひっひっひ」

知佳は怪しく笑う。

なんだよ不気味だな。

そして何やら荷物をガサゴソしている。

「「じゃじゃーん! ハッピーバースデー!」」

そう言ってこの狭い車内でこのあんぽんたん二人はクラッカーを鳴らした。

「キャー!」

私は驚きのあまり叫び声をあげる。
< 229 / 313 >

この作品をシェア

pagetop