クールな天才作家は彼女を激愛で溶かしたい
そう思い健司を見れば、少し固まったあと健司は目を閉じてフッと笑った。
「そうか。なら応援するしかないな」
目を開けた健司の表情はどこか吹っ切れたような顔をしていて、ニッと白い歯を見せて笑う顔が幼い頃に見た顔と少しだけ重なった。
「ありがとう」
ごめんねは言いたくない。
こんなズルい私を許してね。
健司はいつも側で私を見てくれてて、私はそんな健司を当たり前に幼馴染として受け入れていた。
でも、健司の気持ちを知った以上これまでのようにとはいかないのかもしれない。
「お前、変な事考えてないだろうな」
「え?」
「俺に気を使って幼馴染やめるとか考えてないだろうな」
私はつい目を大きく開けてしまう。
「はぁ…。馬鹿だなお前。そんな風にされた方がよっぽど辛いぞ。俺たちは幼馴染。それ以上でもそれ以外でもない。だろ?」
そう言ってガシっと片手で頭を掴まれグリグリされる。