クールな天才作家は彼女を激愛で溶かしたい


その後、焼き肉食べ放題の店に行ってたらふく食べて、もちろん二人は浴びるようにビールを飲む。

「おい里帆! 飛鳥さん呼べ!」

酔っ払った健司がそんな事を言い出す。

「そうだよ! 私まだ生見てないし!」

生とか言うな。

「わかった、わかった」

そして飛鳥に電話をかける。

「あ、もしもし?」

『おう。お疲れ』

「何してた?」

『ん? 執筆中。どうかしたか?』

だよね。
忙しいよね。

やっぱり何でもないと言おうしたその時、健司にヒョイっと携帯を横取りされた。

「あ、飛鳥さん! 俺っす健司。今、一緒に飯食ってるんすけど、里帆の事このまま連れて帰っていいすか?」

はぁー?

「駅の近くのジャジャ苑す」

そう言って勝手に電話を切った。
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