クールな天才作家は彼女を激愛で溶かしたい
「へ、編集長!」
「なんだ」
「これ、ヤバいです! 絶対売れますよ!」
「ああ。だろうな」
だろうなって。
「お前、先生はああ見えて天才だぞ」
「で、ですね…」
忘れるところだった。
あんまりにも見た目のインパクトが強すぎて。
そして後日赤ペンを入れた原稿を渡すためにまた先生の家に向かう。
玄関の前でインターホンを見つめる。
ど、どうしよう。
何故だか今日は緊張する。
するとガチャっと玄関のドアが開いたではないか。
「何してる。入れ」
初めてだ。
まともに入るのは。
「お、お邪魔しやす!」
あ、噛んじゃった。
先生は一度振り向き首を傾げる仕草をしてさっさと二階に登って行ってしまった。