クールな天才作家は彼女を激愛で溶かしたい


「あ、あのさ…。飛鳥は知らないかもしれないけど、私今でもずっとドキドキしてんのさ!」

私はそう言って文句にもならない文句を言う。

「ならずっとドキドキしててよ」

飛鳥はそう言うと私の頭をグッと引き寄せそっと触れるように優しいキスをする。

「ククッ、大人しくなった」

どんなに身体を交えても、恥ずかしいもんは恥ずかしいのよ。

特にこういう時間とか。

安心感と高揚感が入り混じって夢でも見てるみたいだ。

外はいつの間にか、赤く染まっていた海は今は静かに月明かりに照らされキラキラと宝石が散りばめられたように輝きを放っている。

「おいで」

手を取られ飛鳥にベッドルームに連れ出される。

天井を見上げると、開閉式の屋根が開いて満天の星空が私たちを見下ろしていた。

「素敵…」

ベッドルームにはキャンドルがいくつも並べられており神秘的な空間に酔いしれてしまう。

飛鳥はベッドサイドに手を伸ばすと小さな箱を取り出した。
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