クールな天才作家は彼女を激愛で溶かしたい


「…ああ。こんなにも自分が独占欲の強い人間だったなんて知らなかった。小さい男だよな」

私は横に首を振る。

「嬉しいよ?」

私も知らなかった。
自分がこんなに甘えたがりで、愛される事にこんなにも喜びを感じる事。

これまでは尽くした分だけ自分が必要とされていると感じてたのに。

飛鳥は、私が何もしなくてもありのままの自分を愛してくれる。
こんなにも。

でも私もその愛に応えたい。
できる事全てしたい。

「側にいて欲しくて必死なんだよ俺」

「飛鳥のだって印みたいで嬉しい。へへ」

私はぎゅーっと抱きつく。

こんな風に自分から甘えにいく事もなかった。

飛鳥はそんな私をぎゅっと抱きしめ返してくれて受け止めてくれる。

「お前がこうして甘えてくるのが最高に可愛い」

今までは自分からこんな風に甘える事は気持ち悪い事かなと思ってた。
しっかりしないとって。

本来は逆だったんだな。
だからどこかいつも満たされなかったんだ。

この逞しい胸に飛び込んで大きな優しさに包まれて私たちは身を寄せ合い、静かに目を閉じた。
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