クールな天才作家は彼女を激愛で溶かしたい
「そんな事言うのお前だけ」

「ボサボサに戻してもいいよ」

「なんで」

「だって今の飛鳥、モテるじゃん」

私はブーっと頬を膨らませる。

「ギャラリーに騒がれても嬉しくもなんともない」

「はは」

「里帆にはいくらでも言われたいけど」

私は意外な言葉に驚く。

ちょっと可愛いんですけど?

ついニヤニヤしてしまう。

「ふふ」

そうやって呑気に笑っていればベッドをひっくり返される。

「ちょっ! 飛鳥!」

「フッは! 最高」

飛鳥はプールにひっくり返った私を抱き抱えた。

飛鳥の首の後ろに手を回して掴まり目と目が合わさってキスをするとバクッと唇を食べられた。

「ははは! 食べられたっ!」

そしてそこから顔中に細かなキスが降って来て、頬をまた食べられる。

「んー!」

飛鳥は私を抱えたままプールから上がるとスタスタとキッチンに向かい冷蔵庫から飲み物を出して渡してくれた。

「床ビチャビチャ」

「大丈夫。すぐ乾く」

はは。そういうもんですか。
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