クールな天才作家は彼女を激愛で溶かしたい
船の先端に移動して、燦々と降り注ぐ太陽を浴びて気分は最高潮になる。

爽やかな風が吹いて気持ちいい。

どこまでも続くターコイズブルーの澄み切った海と、雲ひとつない青い空。

「見て! イルカ!」

「はは。この辺りはイルカが見れる」

「そうだったんだ! 凄ーい! 可愛い! 一緒に泳いでる!」

船の近くでイルカの家族が並走してついて来る。

すると飛鳥はおもむろに私の前に跪いた。




「里帆。俺と結婚してくれないか」

そう言って見事なダイヤの付いた指輪を差し出される。

嘘っ…

私は口を押さえて息を飲む。

そしてその瞬間に嬉し過ぎてブァッと涙が溢れ出してしまう。

飛鳥はスッと立ち上がり私の涙をキスで拭う。

「その涙は、嬉し涙か?」
< 263 / 313 >

この作品をシェア

pagetop