クールな天才作家は彼女を激愛で溶かしたい
〜飛鳥side〜

「これ以上幸せになったら、私溶けちゃうよ」

「最高じゃないか」

俺はお前を甘やかしてドロドロに溶かしたい。

クルーズも終わってヴィラへと戻った俺は里帆を座らせ、用意していた紙を出す。

「里帆。善は急げだ。サインしろ」

「へ?」

里帆はその紙を見て驚く。

「えーーーー!? いつの間に!?」

それは婚姻届で俺のサインはもちろん、俺の親と里帆の親からもらったサインで既に埋められている。

「これって…」

里帆は俺の親のサインを指差す。

「親父だ」

「え!? でも私、会った事ないのに!?」

「里帆の事はもうだいぶ前から話してた。写真も見せて」

「ええーー! ちょっと! どの写真!?」

そこ!?
そこ気になんのか!?

俺は親に見せた写真を里帆に見せる。

それは色んな里帆の写真で、中には目を半開きにして寝る顔もあった。

「最悪! まさかこれも見せたの!?」

「ああ。携帯ごと渡したから見ただろうな」

「もっとマシなのあったでしょ! てか、いつの間に寝顔なんか撮ってたわけ!?」

「ククククッ、それ見てすぐにサインしてくれたぞ」

「なんっじゃそれ!」
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