クールな天才作家は彼女を激愛で溶かしたい
里帆の驚く顔が早く見たい。

面白いから。

あの猫みたいな大きな目をカッと開くんだろうな。

そして実家に向かえばお袋も待っていて、さっそく彼女の顔くらい見せろと言われ仕方なく携帯ごと渡す。

「ククククッ。なかなか良さそうな子じゃないか」

そう言って親父は婚姻届にサインをし出した。

返された携帯を見れば、目を半開きにして爆睡を決め込んでいる里帆の寝顔があった。

「あら。可愛い」

お袋もそれを見て嬉しそうに笑う。

「だろ」

「お前、断られるって考えはないのかよ」

そう言って笑われる。

「ははは! いいじゃないの! こんな飛鳥レアよ?」

だなんてお袋はハンコをまさに押そうとしている親父を叩く。

「わかった、わかった! 揺らすな! ほらよ」

そしてハンコを押した婚姻届を渡された。
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