クールな天才作家は彼女を激愛で溶かしたい


するとムクムクと這い上がってきて、今度は逆にすっぽりと飛鳥の腕の中に包まれた。

「飛鳥、飛鳥の分の指輪はないの?」

私は飛鳥を見上げる。

「ん? …あるよ」

目を閉じたまま私を抱きしめて答える。

「付けないの?」

「いや、それは一応婚約指輪だし」

「え? あ、そうなの!?」

直ぐに入籍するから結婚指輪も兼ねてるのかと思ってた。

「ああ。家にちゃんと二人分ある」

なんだかちょっとだけ恥ずかしそう?

「ねぇ、いつ選んだの?」

私はちょっとだけ面白くなって聞いてみる。

「内緒」

そう言って飛鳥はフッと笑って私のオデコにキスをした。

そして帰国して直ぐにその足で飛鳥の実家へと向かう。

ドキドキしながら飛鳥の隣でとんでもないお城みたいな家の玄関に立つ。

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