クールな天才作家は彼女を激愛で溶かしたい


私も微笑み返す。

「初めまして。中村里帆と申します」

私は緊張しながらも笑顔で挨拶をした。

「あらっ! なんて可愛い声なの! てゆうか、めちゃくちゃ美人だし! 見た? あなた! 飛鳥の顔! あんな顔で笑うなんて、ねぇ?」

それはエレガントな奥様が私を笑顔で見ながらお父様に話しかける。

「ああ。写真で見るよりずっと綺麗だ」

飛鳥そっくりなお父様に言われると照れ臭くてなんとも言えない気持ちになる。

「ほら、座って! ご馳走たくさん用意したから、食べながらお話ししましょう?」

奥様に腕を組まれてグイグイと連れて行かれる。

「え、ちょっ、ふふふっ」

明るくて素敵な奥様からは、フローラルの良い香りがする。

「お母様、良い香り」

私は思わず口にした。

「あら! 里帆ちゃんだって良い香りするじゃなーい! こりゃ飛鳥も惚れるの分かるわぁ」

なんて言って笑っている。
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