クールな天才作家は彼女を激愛で溶かしたい
「里帆、嫌なら嫌って言えよ?」
「ふふふ、私もお母様とお買い物行ってみたい」
そう言って笑えば少し安心したように笑顔を返してくれる飛鳥。
「デレデレじゃないのー! あんなボッサボサでどうなるかと思ってたわよ」
「原始人みたいになってましたよね」
「ええ!? 里帆ちゃん見た事あるの!?」
「ええ。最初に出会った時はそのスタイルでしたから」
「あっらやだ、恥ずかしい」
「でもその頃からカッコ良さは隠し切れてませんでしたよ」
そう言えばご両親は目を大きく開ける。
「クククっ、そうか」
お父様がそれは楽しそうに笑う。
「里帆さん、たくさん飛鳥に甘えたらいい。それから俺たちにも」
私を見てお父様は目を細める。
その横のお母様もコクコクと頷いている。
これ以上ないってくらいに甘えてるよ。
「ありがとうございます」
そしてその後もお母様の軽快なトークを聞きながら食事も済んで、家を後にした。