クールな天才作家は彼女を激愛で溶かしたい


「こんばんは」

飛鳥は運転席から降りてきて二人の前に立つ。

「こんばんは、飛鳥さん」

流星さんが飛鳥に挨拶をするも飛鳥はどこか表情が固い。

「飛鳥、この二人付き合ってるんだって」

私は飛鳥の耳元でヒソっと報告をすると、飛鳥は驚いた顔をする。

「それでね、報告してくれたの」

「なるほど」

あ、飛鳥の顔が普通になった。
でもこれは私にしかわからないと思う。

「飛鳥さん、結婚の事も聞きました。おめでとうございます」

流星さんが笑顔でそう言えば隣の梓もニコニコと笑う。

「ありがとう。二人も、良かったな」

「ええ。こうして付き合えたのもきっかけをくれたお二人のおかげです」

「いや俺たちは何も…」

そう言って少し困ったように私を見下ろす飛鳥。

「まぁいいじゃないですか! とにかく、お互い幸せになりましょうねって事で!」

梓が流星さんと腕を組んで笑顔で答える。
< 307 / 313 >

この作品をシェア

pagetop