クールな天才作家は彼女を激愛で溶かしたい
「聞くだけ聞いてみよう」

「ああ」

そして飛鳥と住む家に着いて、二人ですっかり慣れたお風呂に入る。

大きな丸い浴槽にジャグジーがボコボコしてる中、私は飛鳥に寄りかかり一日の疲れが癒えていく。

すっぽりと後ろから包み込むように抱きしめられる。

そんな私の首には飛鳥からもらったネックレスがすっかり違和感なく付けられている。

指輪もまるで身体の一部になったように馴染んで、それがまた嬉しい。

私はそっと飛鳥の大きな手を取り指輪に触れる。

これを見るたびに、飛鳥と私は夫婦なんだと改めて実感が湧く。

「どうした?」

「ううん、なんでもない」

飛鳥は私の頬にキスをする。

幸せだ。

こんな日常が私には全て特別なもの。

飛鳥に出会う前の私にはこんな未来が待っていたなんて想像していなかった。
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