クールな天才作家は彼女を激愛で溶かしたい
車を走らせながらまだ頭の中は先生でいっぱいだ。

あんなチグハグで、そんでもってあんな素晴らしい作品を書いちゃうんでしょ?

もーわけわからん。

てか何歳なのあの人。

やたら落ち着いてるけど、若いの?
それとも逆?

いかんせん顔がわからん。

服も長袖のTシャツにスウェットだし。
でもスラッとしてるのだけはわかる。

私、背高い人好きなんだよなー。

いやいや、違うって。

そういう目で見てダメだって。

中村さん…て呼ばれた。

すんごい変な感じする。

そしてその日の夜、また先生からメッセージが届いた。

"集談社 編集者 中村里帆 様

本日もまたたくさんの料理を作っていただき誠に有難う御座います。
ずっとキッチンからいい香りが鼻をくすぐり、心地の良い時間でした。
そして今しがた作っていただいたカレーを大変美味しく頂きました。
カレーのとろみ加減も好みそのもので感激した所存です。
また初めてピーマンを美味しいと思いました。
無限に食べてしまいそうです。
シャキシャキとした歯応えと醤油と胡麻油が絶妙に絡み合い口の中で大合唱をしているようでした。

不知火 飛鳥"
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