クールな天才作家は彼女を激愛で溶かしたい
イライラしながらとりあえず耐える私。

私の好きな人を悪く言わないでよ。

エレベーターを下りてもどうやら行く方向が同じだったようで後ろからその二人がついてくる。

そしてまだ続く悪口。

「あんなもっさい男だなんてねーふふふ」

「どうせ引きこもりオタクでしょ」

なんなの本当に。
同じ社員として恥ずかしいんだけど!

作家さんに対してそれはなくない?

外に出てもピッタリと後ろにつく二人の悪口が嫌でも聞こえてくる。

「不知火飛鳥とかって、完全に名前負けしてるよね」

「ははは、だからさ。あの眼鏡とかダサすぎ」

もう我慢ならん!

私は振り向いてキッと二人を睨む。

するとその後ろに先生がいるではないか!?

ちょっ!

私はその二人を先に行かせて先生を待つ。

「先生!」

絶対聞こえてたよね今の。
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