クールな天才作家は彼女を激愛で溶かしたい
〜飛鳥side〜


「久しぶり」

俺は昔からの友人である藤堂 大地(とうどうだいち)がスタイリストをつとめる美容院に来た。

「飛鳥。マジで、放置しすぎ。久しぶりのレベル超えてるから」

「ククククッ。この方が人の本質が良くわかる」

さんざん大地から来いと言われていたのに俺は放置していた。

「はいはい。んで? 今日は?」

「あー、サイド短くしてトップは緩めにパーマかけて」

「おお。バッサリいくのね。おけ」

もういい。

「最近どーよ」

大地は少し前に美容学校時代の同級生と結婚した。

「ん? 犬飼った」

「あっそ」

「お前は?」

大地は俺の髪を遠慮なくバッサリ切って行く。

前回は、少し長めでパーマをかけてたが、ま、見ての通り肩を通り越して伸び放題。

どうせならこの際短く切ってしまおう。

「見つけた」

「何を」

「良い女」

「マジ?」

「ああ」
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