クールな天才作家は彼女を激愛で溶かしたい
初めてきた時もシュークリームを置いて行った彼女。

冷蔵庫を開けるとタッパーにひとつずつおかずが作り置きされていてメモも全てに貼ってあり驚いた。

こういう見た目の時の俺に親切にする女なんてこれまでいなかった。

ましてやあんな綺麗な女が。

だいたいこれまでだと、綺麗な女は特にプライドも高く自己肯定感が異常に高い上に傲慢な女が多かった。

夜の相手にするには良いが、深い関係を築くのは遠慮したい相手。

そして腹も減ってたし、半信半疑で食ってみればめちゃくちゃ美味かった。

一体なんのつもりでこんな俺に親切にするのかどうしても気になり、お礼もしておこうとメールをしようとしたが、なんて言えばいいのかわからなかった。

女と普段メールなんてしないし、しても適当に知り合ったそれだけの仲の女から場所と時間のメールが来て、"了解"だとか"無理"だとかそんな返事をした事しかなかったから。

自分からメールをしようとは思った事もなかった。

それに、前日には突き放すような態度を取ったというのに今度は飯まで作るなんて。

なんだか自分が大人気なく感じた。
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