クールな天才作家は彼女を激愛で溶かしたい
その日の夜もまた小説みたいなメールをして、何度かやり取りをするうちに気づけばわりと普通に返していた。

苦手なピーマンも初めて美味いと感じる程に彼女の作った飯は美味かった。

俺のために作ってくれたのだと思うと、どこか嬉しくて特別な感じがした。

そして何より、彼女が自分の家のキッチンに立ち同じ空間で時間を共有する事が心地よかった。

彼女が帰ったあとの静けさにどこか寂しいような物足りないようなそんな感じがするくらい、彼女を受け入れている自分がいた。

その後、彼女から赤ペンを入れられた箇所を直し彼女の作った飯を食う。

彼女の字はやはり綺麗だったし、見やすく丁寧にメモが添えられていてどこか温かみのあるコメントに胸が温まるのを感じた。

そしていつの間にか彼女の事を考えるようになっている自分に気づいた。

そんな時、どうでもいい女から誘いの連絡が来た。
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