クールな天才作家は彼女を激愛で溶かしたい
やっぱり彼女との時間は心が安まる。

明るくて、優しくて、気遣いが自然と出来て。
それでいて料理も美味いし、仕事も出来て、しかもめちゃくちゃ美人だ。

こんな無愛想な俺に、こんな見た目の俺に嬉しそうに笑う。

心が掻き乱されるようなそんな感情すら覚えた。

俺だけを見ろと。
よそ見などするなと。

これは独占欲だと直ぐに気づき俺はいつの間にか彼女に惚れているのだと自覚した。

意外にも俺は単純だったらしい。
こんな出会って間もないのに惚れたりするなんて。

もういい加減、本当の姿を見せてみようと思い日付と時間を指定して大地に連絡し予約した。

ちょうどその日は見本が仕上がり、それを確認するために午前中彼女の会社に行く事になっていた。

午後から大地に俺を元に戻してもらって、そのあと彼女を誘って飯にでも行こう。
そう思った。


しばらく会えない日が続き、俺は彼女への気持ちを自覚した事もあり我慢できずにメールをするも、返事を待つ時間すらもどかしくなり電話をしてしまった。

するとコールもろくにならないうちに彼女は電話に出た。

でもその声は泣いていた。

何があった?
誰が泣かせた?
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