クールな天才作家は彼女を激愛で溶かしたい
「何笑ってんだよ」

大地に聞かれる。

「こんな見た目してたのに、俺を好きだって言う女がいた」

「おお、なかなか良いんじゃね?」

「ああ。良い女だ、アイツは」

さっきだってここにくる前、俺が後ろにいるとも知らずに見た目の悪口をほざいてる低レベルな女がいた。

しかも、その前には偶然にも彼女がいて、ものすごい勢いで振り向いたかと思えば女をキッと睨んだ。

あの顔はなかなか凄かったな。
美人が睨むと恐い。

「んじゃ、元に戻ったら驚くだろうな」

「どうだろうな。ま、俺は俺だし」

「面白がってるだろお前」

「確かに驚くのは見たいが、ボサボサの俺の横でもし彼女が悪く言われる事があるならそっちの方が耐えられない」

「ククククッ。まじじゃん、お前」

「夜、飯食いに行くんだ」

「ほう。もしかして初デート?」

言われてみれば女を連れてレストランに行く事なんてなかったな。
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