クールな天才作家は彼女を激愛で溶かしたい


「まぁ、そうなるか?」

「どこ行くの?」

「エンペラーホテル」

「よく予約取れたな」

「ああ。伊集院の会食はだいたいそこ使うから、連絡したらあっさりとれたよ」

「さすが伊集院」

「別に俺は偉くない」

「何言ってんだよ、馬鹿みたいに稼いでるくせに。はい、出来たぞ」

合わせ鏡で確認する。

「さんきゅ。来月予約入れといて。これからはちゃんと来るわ」

「ははは、前の方が良かったとか言われたら泣くな」

「確かに」

「着替えてく? 髭も剃らなきゃだろ」

「そうする」

そして顔も綺麗にして、スーツに着替える。
メガネもコンタクトにする。

そしてフロアに戻れば他の客が俺を鏡越しに見ているのが感じられた。

久しぶりだなこの感じ。

「おお、戻ったな」

「ん。んじゃ、また」
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